映画『負けへんで』11.13 Fri ROADSHOW
映画『負けへんで』11.13 Fri ROADSHOW 無実の罪を着せられた男と、最強弁護士チームによる逆襲エンタテイメント 内野聖陽 松本若菜/北村一輝 監督:本木克英
特報
身に覚えのない罪によって逮捕、248日間にわたる不当に勾留で一代で築き上げた会社をも失った男が、最強弁護士軍団とともに有罪率99.9%をひっくり返す!
主人公・藤堂繁を演じるのは、これまでの作品で裏表のない豪快なキャラクターが人気を博してきた内野聖陽。自らの信念を決して手放さない主人公を、力強く時に繊細に演じている。
藤堂を追い詰めていく検事・鈴鳴通子役は立て続けにドラマの主演を務め、唯一無二の存在感を放つ松本若菜、藤堂の豪快な性格に魅せられ友となり、藤堂の逮捕後は無実を信じ支え続ける君塚大作役は演技力で幅広い役を演じ切る北村一輝が演じ、スクリーンにそれぞれの立場の想いを刻む。
また、藤堂を支える最強弁護士軍団には、竜星涼、石丸幹二、藤本隆宏、拘置所での長期の拘留で限界を迎える藤堂が奮起のきっかけとなる手紙を送る、藤堂の恋人・林美奈役には美村里江といった、実力と演技力を兼ね備えた俳優陣が集まった。
監督は、本木克英監督(『空飛ぶタイヤ』)が務め、実際の事件を基にしながらも、ダイナミックなエンタテイメント作品に昇華させた。
検察という組織の闇に立ち向かった、一人の社長と最強弁護士達がたどり着いた事件の真相とは。
二度と冤罪被害を生まないために不屈のチームの物語がこの秋誕生する。
『負けへんで』
(文春文庫)
“第2の村木事件”と呼ばれる冤罪事件はなぜ起きたのか? 無実の罪によって逮捕され、創業した会社を失い、248日間にわたり勾留された男が、最強弁護団とともに完全無罪を勝ち取るまでの全記録。
(文庫版は2026年9月2日発売予定)
内野聖陽 [ 藤堂繁 ]
ある日突然、自分があらぬ疑いをかけられ、検察の作ったシナリオで有罪扱いされていく。
本作で描かれる事件について知った時、現代の日本の司法の世界にそんなことがあり得るのかと、衝撃でした。過去にも冤罪事件はいくつもありますが、この役柄を演じるにあたって思ったことは、人間の作った司法の世界も、他の仕組みと同じように、決して万能で完全無欠ではないのだという事実を改めて知ったように感じます。
国家権力のもとに行使されるそうした間違った捜査方法は、人の命、人生を奪う、天敵のいない暴力になりうるんだということがとても怖いことだと感じました。
事実に立脚してはいますが、フィクションとして、主人公の置かれた逆境を味わって頂けたらと思っています。
脚本の素晴らしさ、監督の演出、共演のみなさん、スタッフのみなさんにも助けていただき、藤堂繁が演じられたと思っています。
特に「負けへんで」というタイトルは助けられました。
この作品において一番肝腎な、シンプルで力強いメッセージで、僕自身も撮影を戦い抜く中で、何度も奮い立たせてもらった言葉でもあります。
冤罪は誰でも巻き込まれる可能性があるということを、観ていただく方にも感じとってもらえたら…虚構の世界だけだろうと思うような話が、日常と地続きであるという「怖さ」を体感しながら見て頂けたらなと思います。
松本若菜 [ 鈴鳴通子 ]
お話しをいただいて、原作を拝読させていただきました。
難しい題材でしたので、当時の事を調べていくうちに、どんどん気持ちが引き締まったのを覚えています。
鈴鳴検事はいわゆる“怒鳴る取調官”ではありません。
表面的にはいくつもの顔を見せ、嫌な印象を与えず相手に寄り添い信頼される。
それを自然にできてしまう人なので、常に彼女の本質を想像しながら鈴鳴というキャラクターを作っていきました。
内野さんの役にとことん向き合われる姿は、現場にいるすべての人の温度を上げ、私自身の気持ちも更なる高みに導いてくださいました。
本木監督の“繊細と豪快”両極の演出により、作品全体としてとても力強いものとなっていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけますと幸いです。
北村一輝 [ 君塚大介 ]
本木克英監督、そして内野聖陽さんとは、以前からぜひご一緒したいと思っておりましたので、迷いなくお引き受けさせていただきました。
撮影現場では、監督が作り出す空気感と、内野さんの高い集中力が非常に心地よく、想像以上に充実した時間を過ごさせていただきました。
内野さんにこれ以上ないほどふさわしい役柄だと感じております。作品の完成を、私自身とても楽しみにしております。
竜星涼 [ 東幸紀 ]
人は何を信じ、何のために戦うのか。
原作を読んだとき、理不尽という現実が、こんなにも簡単に人の人生を変えてしまうことへの怒りが胸に残りました。
それでもなお、真実を信じ、希望を手放さずに歩み続ける人たちの強さに深く心を動かされました。
迷い、葛藤しながらも、自分なりの正義を探し続ける東。
彼がたどり着いたその答えが、皆さんの心にも静かに届くことを願っています。
美村里江 [ 林美奈 ]
オファーを頂いて内野さんとの共演が何より楽しみでしたが、追加キャストを教えて頂くとすごい先輩ばかりで、しかも本木監督!
ずっと撮影を心待ちにしておりました。
反面、内容は現在進行形のデリケートな部分も含み、私の演じる林美奈は物語性を引き立たせるために配置された役なので、バランスには注意を払おうと原作を読んで勉強いたしました。
撮影時、山岸さんご本人にご挨拶が叶った際、役名と役設定を軽くお話ししたのですが「???」というお顔のままで、本当に安易に分かったフリとかなさらない実直な方なんだなぁと妙に感激し、より強く映画内と現実が繋がりました。
程よくデフォルメされポップで笑える表現を散りばめつつ、手に汗握る法廷劇の終盤から、人生讃歌として多くの方の心にじわりと広がる作品であると思います。
劇場でご覧いただけますと嬉しいです。
石丸幹二 [ 大和田政樹 ]
これまで、冤罪事件に関わる舞台作品を何度か経験してきました。演技とはいえ、そのつど、絶望のどん底につきおとされて慟哭し、魂が抜き取られるような無力感を味わいました。そしていつも、「なぜなんだ?」という問いに苛まれてきました。
今回は弁護士という役どころ。しかも実話に基づく作品と知り、身が引き締まる想いがしました。「負けへんで」は自身を鼓舞する言葉です。内野聖陽さん演じる藤堂は、強弱あわせもつ「負けへんで」を体現し、大和田役の私の心を鋭く打ち、ついには背中をぐいぐい押してきました。それに応えて、我ら弁護士チームがどのように “技”を見せていくか。本木監督のご指導のもと、リアルに築いていったつもりです。
今も、冤罪を晴らすべく尽力なさっている方々が大勢いらっしゃいます。この映画が少しでも多くの方々の心に届き、冤罪について考えていただける機会になれればと願っています。
藤本隆宏 [ 中嶋圭樹 ]
タイトルから心を鷲掴みにされました。台本を読ませていただき、フィクションの要素もあるとはいえ、実在した人物や事柄を踏まえ演じないといけないと分かり、これは手強いぞと心して撮影に臨みました。でも憧れの職業の弁護士を演じられる事、とても嬉しかったです。
そして大切にしていたのは、この作品の信念、執念、無念、そして念願。
念という文字のまま今の心、撮影本番のその瞬間に生まれた心に身を委ねて演じさせていただきました。 以前、何百ステージも舞台でご一緒した内野さんと久しぶりに対峙して演じることができた事もとても嬉しかったですし、監督はじめ京都のスタッフの皆様と、この作品の舞台である関西での撮影は、特別なものがありました。
そんな映画「負けへんで」。かなり武骨な作品になっていると思います!是非劇場でお待ちしております。
本木克英 [ 監督 ]
人生の絶頂にいた男が、冤罪と酷薄な人質司法によって全てを失い、どん底からいかに立ち上がり、声を上げはじめたのか。
魂を削るように演じた内野聖陽さんを軸に、迫真の芝居で臨んだ俳優たちの応酬を堪能して頂きたいです。
繰り返される理不尽に怒り、驚嘆しながら、強固な組織に身を委ねざるを得ない人間の弱さや愚かさも伝わればと思っています。